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HOME > 講義・ワークショップ > 講義・ワークショップ等の報告 > 第1回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(H26年度)

講義・ワークショップ講義・ワークショップ等の報告

第1回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(H26年度)

2014年05月01日

平成26年4月24日(木)、品川キャンパス白鷹館2Fで、平成26年度第1回高度専門キャリア形成論が開催されました。

『将来の働き方の選択肢と就職を考える』
 塩谷 和美 氏(キャリア開発室・特任教授)

初めに、キャリア開発室の神田副室長から、開講の挨拶と履修方法等の簡単な説明があり、続いて本日の講師である塩谷特任教授が紹介されました。

経験豊富なキャリアコンサルタントによる講義

塩谷先生は海洋大(旧水産大)のOBで、大学卒業後は様々な職業を経験され、今年度からキャリア開発室の特任教授に就任されています。特に、セブンイレブン・ジャパンの創業時メンバーとして、全国の店舗開拓に尽力されたこと等が、楽水会誌4月号にも掲載されました。また、キャリアコンサルタントとして講演活動等にも経験が豊富で、これまでに延べ16,000人が受講したそうです。本日の講義も、塩谷先生の企画でグループワーク形式となりました。

皆さんには、将来を展望して『自分らしい生き方、自分らしい働き方』のヒントを、この講義から見付けてほしい、と期待を述べられました。

ここで、最初のグループワークとして、各グループ内で自己紹介が行われました。


続いて、スライド資料を使用して説明が開始されました。

仕事と環境について真剣に考えてみる

人生90年の時代が到来したいま、これからの50年を皆さんはどう生きて行こうと考えているだろうか。『自分が生きたいと思うような、自分らしい、豊かな人生』を、どう過ごすかを考えることが重要だ。また、年金生活になった後の、セカンドライフの仕事についても考えておく必要がある。従って、これらの核となる仕事について、真剣に考えておくことが大事だ。

一方で、今日では、男女共に平均寿命が延び、合計特殊出生率が低くなり、少子高齢化が進んでいる。すなわち、私たちは環境の変化にも注意を払わなければならない。

ここで、雇用環境と人生環境について、各自が一番問題と思うこととその解決策について、個人ワークとグループ内での話し合いが行われました。グループワーク終了後は、塩谷先生がグループ毎にコメントすることで、相互のコミュニケーションと理解の促進が図られました。

自分自身を知り、自分自身で切り拓く

環境に順応するだけでは不充分であり、環境に上手く対応する能力も必要とされている。そのために、講義の中では、自分自身を知るための自己アセスメントの実施も計画している。キャリアデザインとは、『自分らしく生きるために、自分が希望する豊かな人生を、自分自身で切り拓いていくための戦略を考えること』だ。今回を含めた4回シリーズの講義で、このことについてグループワークを交えながら一緒に考えていきたい。

ここで、キャリアデザイン関連用語集の「ザイアンスの法則」を参照しながら、「良い人間関係をつくるためには、良く知り合うことが大切」と、コミュニケーションによるグループワークの大切さについて説明がありました。

流れのままに身を任せてはいけない

一流企業だからといって、安心とは限らない時代になってきている。昔は、企業が人を育ててくれたが、今日では事情が違う。キャリアは自己責任であり、流れのままに身を任せてはいけない。また、キャリアは自分自身を成長させることでもあるが、非正規雇用社員ではそれが実現できない。皆さんには、できるだけ正規雇用を目指してほしい。

 

次の塩谷先生の講義(6月)では、今日の講義の続きとして、企業や世の中がどう変わっているかについて紹介されるそうです。

キャリア相談についてのご紹介


キャリアについての悩みは、早い段階で相談することが大事だ。企業に勤めてからも必ず必要となるので、今のうちに経験しておくとよい。
気楽に相談に来てほしい。



 

次回以降の外部講師は、40代の若い博士・修士の方の体験談を中心に紹介していただく予定なので、是非継続して参加してほしい、と述べて本日の講義が締め括られました。

様々な統計データや、具体的で幅広い事例等をたくさん紹介しながら、グループワークも適時組み込んだ、興味深く、楽しい第1回目の講義でした。

以上

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