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HOME > 講義・ワークショップ > 講義・ワークショップ等の報告 > 第4回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(H27年度)

講義・ワークショップ講義・ワークショップ等の報告

第4回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(H27年度)

2015年07月08日

平成27年7月2日(木)、品川キャンパス・白鷹館2階で、平成27年度第4回高度専門キャリア形成論が開催されました。

  キャリアデザイン講座第2弾
『企業が求めるコミュニケーション力とは!』
 塩谷 和美 特任教授(東京海洋大学キャリア開発室)

 IMG_0310(600x268).jpg

神田室長の挨拶に続いて、塩谷特任教授が登壇されました。

初めに、塩谷先生から略歴の自己紹介がありました。
次に、大手企業はこれから選考が始まり、中小企業は既に内々定が出始めていると採用の現状について説明がありました。

大企業ではインターンシップに参加した学生に対して早目に内々定が出ているようなので、来年就活する人は今年のサマーインターンシップに積極的に参加することを勧める。

続いて、スライドに沿って講義が始まりました。

IMG_0299 (144x144).jpg就活を取り巻く環境についての再確認

ここ1~2年が最も売り手市場で、採用予定人数より多く内定を出すと思われる。しかし、非正規雇用者は増えている。企業選択を間違えず、自分を安売りしないで、良い企業に正社員として入社して欲しい。

キャリアの学習曲線とは、何回かの挫折を経験しながら、次第に結果を出して収入も上がっていく

新入社員は、入社後5年間は下働きであり、責任のある仕事はさせてもらえない。3年未満で辞めてしまうとキャリアを積んだことにはならないので、最初の就職先を間違えずに、最低5年間は我慢して努力して欲しい。

人事担当者が学生に期待する能力は、「コミュニケーション力、主体性、チームワーク」であり面接の際にも同様に重要

IMG_0309(144x144).jpg面接はゆったりと構えて、はきはきと答えること、そして落ち着いて結論を先に言うこと。会話がキャッチボールになるようにすることが大切だ。
面接の意味とは、組織で仕事をしていくための能力として「素養、資質、コミュニケーション力」を実際に確認すること。一緒に働きたいと思ってもらえるかどうかが重要である。
企業は、海洋大の学生に対して海洋大らしさを求めている。それに応える必要があり、他の人と違う点を強調することが大事だ。「夢、情熱、熱い思い」を持って、最後までやり遂げる能力を求めていることを覚えておいて欲しい。

講義の受講者および面談を受けた人に対するアンケートの結果から、実際に就活に役立ったこと、特に印象に残ったこと、内定を勝ち取った方の意見等を紹介

IMG_0321(144x144).jpg企業は幅広い知識でグローバルに活躍できる人を採用したいと考えているので、あまり狭い専門性について一方的に語ることは逆効果になる。
働くとは稼ぐこと、そして務めることであり、「あなたにとって仕事とは何ですか?」という問いに対する答えは「稼ぐ、組織貢献、自己成長」の3つのキーワードに集約される。
面接官は聞きたいことだけを言って欲しいと思っているので、笑顔でしっかり相手の言うことを聞くことが、好印象を持ってもらうためのポイントになる。そして、言葉使いの癖には注意が必要だ。

「ジョハリの窓」の図を示して、共感のゾーンを拡げるためには自己開示と受容が大切。また、コヴィーの「7つの習慣」を例に、傾聴の大切さについても説明がありました。

職場でのストレスは人間関係が大きい。自分から働き掛けて、上手くやっていくことが必要となる。

2015-07-02_161606(144x144).jpgメラビアンの法則によれば、人は話し手の感情を視覚情報と聴覚情報で判断している。また、ジェームズ=ランゲ説によれば、自分の行動を変えれば感情や考え方も変わり、相手の行動・感情・考えも変わると説明がありました。

コミュニケーションの目的は、伝えることではなく、相手の行動を変えることだ。

配布資料のエゴグラム(交流分析)は解説する機会を別に作ったが、都合が悪い人は個別面談で説明するので、自己洞察テストに記入して持参して欲しいと説明がありました。

最後に、「あるアンケート調査の結果によれば、就活で相談する相手は友人が一番多いそうだが、就活のプロであるキャリア開発室も利用して欲しい」と述べて、本日の講義が終了しました。

以上

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