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HOME > 講義・ワークショップ > 講義・ワークショップ等の報告 > 第8回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(H27年度)

講義・ワークショップ講義・ワークショップ等の報告

第8回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(H27年度)

2015年12月24日

平成27年12月17日(木)、品川キャンパス・白鷹館2階で、平成27年度第8回高度専門キャリア形成論が開催されました。

  キャリアデザイン講座第3弾
『企業が求めるコミュニケーション・チームワーク力とは!』
 塩谷 和美 特任教授(東京海洋大学キャリア開発室)

 2015-12-17_161748 (600x196).jpg

キャリア開発室の神田室長が挨拶をした後、塩谷特任教授の登壇となりました。

初めに、塩谷先生が「働く」には意味が2つあると述べて講義が始まりました。

IMG_0467 (144x144).jpg働く意味は2つあり、一つは稼いで利益や価値を生み出すこと。そして、務めることで組織や社会に貢献すること。また、仕事が出来る人とできない人がいる。違いは組織で自分が価値を創出できるかどうかだ。企業は、「前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力」の3つの能力を「社会人基礎力」として求めている。特に、グローバル競争の時代には必要とされている。

新入社員には即戦力を求めているのではなく、3~5年後に会社に貢献してくれる「伸びしろ」に期待している。まずは、組織の中で仲間と一緒に仕事ができる必要がある。あまり焦らず、先輩たちから仕事を教わり、仕事を覚えることに注力すれば良い。そのためには、「挨拶・お礼・お詫び」の3つを大切にしてほしい。また、「報・連・相」はメールではなく、顔を見て口頭で行うことが大切だ。

ここで、コミュニケーション力をチェックする質問票と結果をグラフ化するワークが行われました。続いて、結果の評価方法についての解説がありました。

コミュニケーションとは自分と相手との関係であり、自己主張だけではない。相手の立場に立って、相手の感情に共感することができれば、信頼感と関係性を深めたコミュニケーションができる。コミュニケーションの目的は、相手の行動を変えることであり、伝えるだけでは充分ではない。

聴くテクニックとして傾聴技法や「メラビアンの法則」について説明がありました。

人は会って話をすることが大切であり、言葉と思考と行動は連動している。肯定語を使うように心掛ければ、思考と感情と行動を変えることができる。また、ランゲ説によれば、逆に行動を変えることにより感情も考え方も変わり、相手の行動や感情をも変えることができる。

次に、「ジョハリの窓」についても説明がありました。

2015-12-17_161748 (144x144).jpg自己開示と受容で、共感ゾーンを広くすれば気づきが起きる。また、次第に周囲の共感も得られ、仲間意識が形成されて自分も楽になる。ポジティブ感情を想像し、自分自身を幸せにして欲しい。

組織ではリーダーシップが求められている。リーダーシップとは、人間的な影響力のこと。そしてチームを活性化し、ベクトルを同じくして大きな成果に結び付けるためには、リーダーシップとフォロワーシップの両方が求められている。

最後に、新入社員の傾向がスライドで紹介され、受講者に対して塩谷先生からメッセージが贈られました。

与えられた仕事を、一生懸命にやること。仕事に役立たない人生経験は何一つ無い。むしろ、企業では人生経験をした人を求めている。皆さんも、いろいろなことに挑戦してT型人間になって欲しい。そして、30代になったら、更に専門性を高めていくことに挑戦してほしい。

「来年に就活の人は、いつでもキャリア開発室に相談に来てください」と述べて、講義が締め括られました。

以上

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