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HOME > 講義・ワークショップ > 講義・ワークショップ等の報告 > 第4回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(H26年度)

講義・ワークショップ講義・ワークショップ等の報告

第4回「高度専門キャリア形成論Ⅰ・Ⅱ」の講義報告です(H26年度)

2014年06月24日

平成26年6月19日(木)、品川キャンパス2号館100A教室で、平成26年度第4回高度専門キャリア形成論が開催されました。

  キャリアデザイン シリーズ第2弾
『いま企業が求める人材とは』
 塩谷 和美 特任教授(東京海洋大学キャリア開発室)

 

初めに、前回と同様に塩谷先生の自己紹介がありました。

続いて、ワーク(1回目)を実施

『6年後の2020年(東京オリンピックの年)に、何処でどんな働き方をしているか』について1分間考えて、隣どうしで話し合うワークが行われました。そして、塩谷先生が数人を指名して、話し合った内容を発表してもらい、受講者全員で共有しました。

時代は変化している

昔の良き時代には、大きな会社に就職して、定年までガムシャラに働くのが普通だった。そして、定年後に人生を振り返ったとき、何とか良い人生を送れたと感じられる世の中であった。しかし今は、『将来どうなりたいか』のイメージを持って就活に臨んだ方が良い。目標をしっかり持っていれば、もし違っても軌道修正することができる。これが、キャリアデザインの基本的な考え方である。自分の将来について、これまであまり考えたことが無い人も、そろそろ準備を始めてはどうだろうか。

 企業の変化と多様な就職先

この20年で、日本は大きく変化した。企業の採用は次第に縮小し、大学教員の職も狭き門になりつつある。社員の1/3が非正規雇用の時代となったいま、皆さんにはぜひ正社員を目指してほしい。しかし、新入社員の1/3が、ミスマッチを理由に3年以内に辞めていく現実があるので、最初の第一歩はしっかり自分で調べて会社を選ぶことが重要である。本学が発行している『就職の手引き』には、先輩たちがどんな会社に就職したかが載っているので、会社選びに活用して欲しい。
有効求人倍率が、最近になって急に良くなっている。特に、中堅企業は採用を増やしている。大手企業に限定せず、中堅企業の方が、たくさんやりたいことができるという利点もあることを知ってほしい。
 

企業の採用状況と雇用形態の説明

続いて、企業の最新の採用状況や、正社員と非正規社員の違い等を、スライドを用いて説明されました。塩谷先生は、「正社員は仕事を任されるのでヤリガイがある。ぜひ、正社員を目指してほしい」と力説されていました。

ワーク(2回目)を実施

続いて、『自分のどんなところをアピールして就職試験に臨むのか』について、隣どうしで1分間ずつ話し合い、数人に発表してもらうワークが行われました。

面接の極意とテクニック

塩谷先生から、面接に際しての極意とテクニックが、具体例を示して紹介されました。

人に負けないものを持つこと、そして熱意と諦めない気持ちを売り込むことが面接である。『就職の手引き』にも、質問事例が載っているので、ぜひ見ておいてほしい。面接では、その人に『伸びる可能性』があることをアピールする必要がある。特に、博士号取得者には、これまでやってきたことは大事だが、『これだけしかできない』というのではダメなことを知ってほしい。

就職準備度のセルフアセスメントを実施

60の質問に答えて集計することにより、現在の就職に対する準備度を知るセルフアセスメントが実施されました。 

『就職に備える』とは、自分の意識を改革して、実際に行動を起こすことが大事である。そうすれば、自ずと未来が開けてくる。そして、『楽水会名簿』を活用して、40代でバリバリ働いている人を探して会ってみるとよい。

塩谷先生も、こうして就職活動の第一歩を始められたそうです。

次回以降の講義予定

7月10日には、最前線で活躍する2人の40代の博士が講演すること、そして塩谷先生の次回第3弾の講義が10月に開催予定であること等が告げられました。
最後に、『キャリア開発室に、気楽に何でも相談しに来てほしい』と述べて、本日の講義が締め括られました。

以上

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